学年毎の概要
通常の学習スタイルにとらわれることなく、自然現象・(科目としてではない)一般社会・生活、から疑問に思うことを多面的考察することにより、論理的思考回路の向上を図る。
小学校
小学生 3 年生
語学、プログラミング、自然学習
小学生4年生
プログラミング、自然学習、科目を問わず多面的考察を盛り込んでいき、論理的思考回路の土壌を作る。
5年以降は段階的に大学に通じる内容の概説を増やしていく。
小学生 5 年生
タイピング、プログラミング(スクラッチからPythonや他言語(p5.jsなど)への移行)、アナログに加えコンピュータを用いたデジタルデザインにも理解を深めてゆく。自然学習、理科・数学・社会・生活、芸術等あらゆる分野への多面的考察・探求学習・メタ認知にフォーカスした授業を展開する。
小学生 6 年生
上記に加え、ロボット工学、プログラミング、自然学習、科学への多面的考察・探求学習。統計数学の基礎についても触れる。
中学校
プログラミング、語学に加え、単に勉強するのではなく、大学入学に通じる内容を多面的考察・探求する。情報や統計数学などにも触れ、世の中にどのように利用されているかを多面的に理解するとともに、リーダーシップがとれるようSSTを実施する。
カリキュラム
素和美小中学校の目的は、自ら学ぶこと、楽しく学ぶこと、子どものための子どもによる学びの社会であること。
小学校:
知識(学び)に慣れ親しむこと。学び方を学ぶ。
中学校:
目的を成し遂げる。やる気、集中、継続、知識はその先にある。
カリキュラムは…
Learn(学び):Enjoy(楽しむ):Play(遊ぶ)=5:3:2
を基本に構成されている。
教室は作業場:
学びの始まりは、物事への意識から始まります。低学年では、 経験と対話から考える基礎を作るため、体験的なアクティビティに多く取り組 みます。森林探索、畑作り、お店活動、英語劇、みんなで作る遠足と、楽しい 活動が盛りだくさん。活動の中では、なぜと いう疑問を意識し、みんなで考え る習慣を作り、話し合った内容や調べたことをまとめ、学期末プレゼンテーシ ョンで発表します。低学年の頃から発表に親しむことで、自分の意見や考えを 表現する楽しさを知り、コミュニケーションスキルを高めます。
コンピューター教育:
学校におけるコンピューター教育は学習の向上にとって 重要な役割を果たしています。現代社会ではコンピューターが広く使われるよ うになり、日常生活に欠かせないものとなりました。コンピューターはどの分 野の学習においても重要なものとなっています。コンピューター教育は記号化、コンピューター言語、プロジェクトや課題、学習上のプログラム、プログラミングと多岐に渡ります。 当校のコンピュータークラスでは英語を使用するため、将来、グローバルな活躍が期待できます。
以上のように、単に学習・勉強する、という枠組みにとらわれず、自然な形で事象を探求し、論理的思考回路の土壌を作っていくスタイルを基本としてカリキュラムが練られています。
素和美小学校 ― 教育課程特例校
編成の方針― :
1. 特別の教育課程の概要
1年生からの英語による学校生活の中で劇やプレゼンテーション等の発表を指導す る発展的指導により、英語で対話することに自信を持ちインターナショナルなコミ ュニケーション能力を養うことを目的とし実施している。
第 1・2 学年
「生活科」のうち、35 時間を「英語科」として実施する。
第 3・4 学年
「総合的な学習」のうち、35 時間を「英語科」として実施する。
第 5・6 学年
小学校第 1 学年より「英語科」として実施することで、英語による会話に慣れ親 しむことを中心として、その会話への慣れ親しみを生かし、段階的に「読む、書く」 能力の育成にも取り組み、高学年での指導につなげている。具体的には、日々の活 動の記録を日記として英語で記述したり、英語劇やミュージカルの発表や児童の興 味・好奇心に基づいた題材について調べたことや自分の意見を英語でまとめ発表す るなどの発展性のある活動を「英語科」として行っている。
このように低学年から 段階的に指導を行うことで、児童の英語に関する能力の発展へとつなげている。
2. 学校又は地域の特色を生かした特別の教育課程を編成して教育する必要性
本校が所在する富士河口湖町においては、外国籍人口や外国からの観光客の増加 等、国際化が進んでおり、児童生徒に英語によるコミュニケーション能力の基礎を養うことは重要課題となっている。そこで、小学校第 1~6 学年の教育課程に「英語科」を位置付け、英語による実践 的なコミュニケーション能力の基礎を身に着けることを目指している。その導入期 である小学校第 1~2 学年では、英語によるコミュニケーションに慣れ親しむことを ねらいとし、小学校第 3~6 学年においては、積極的にコミュニケーションを図る姿勢を育て、誰もが自分の考えや思いを英語で述べたり、多様な文化的背景をもつ 人々と良好な関係性を築くことができる国際社会の一員としての役割を果たせることを目指している。
3. 特例の適用開始日
令和3年 4 月 1 日
4. 本特例内容の取り組みの期間
6年間、3年に1度監督部署に報告を行う。